お客様へ

このページでは、茨城県真壁地区で数世代に渡り発展し続けてきた
石工と石彫刻技術についての興味深いお話をご紹介しております。
以下について記載しております:
- 真壁地区の石工の歴史
- 加波山石工の場所と採石の方法
- 石彫刻の技術と道具
- 品質
- 複数の石像の形状についての背景情報

 

 

筑波山

 
 
真壁地区の石工の歴史
日本では、他の多くの国々と同様に、家、寺院や墓石などの建築物に
石や花こう岩が使用されています。しかしながら、日本では数百年前は、
石は主に城や寺院の建設に使用されていました。
はるか昔の時代は、採掘の工程が非常に難しく、手で穴を掘っていました。
1850年代以降、火薬が使用され、採掘にかかる時間が飛躍的に短縮されました。
今日、尖端がダイアモンドのドリル機器とヒートランスが使用されています。
 
 以下のビデオクリップでは、実際の採石工程の
概念をご覧いただけます。

 

 

 
加波山石工の場所と採石の方法
真壁から見た加波山採石場
   
   
  採石場を近くから見た図
   
   
 

 

灯篭と洗面ボウルは、城や寺院で欠かすことのできないものです。
これらの石彫刻は時を経て今日の完全にデザインされた形状に
発展してきました。
以下の写真は、様々な歴史的デザインの灯篭を集めた本を保存して
いる郡司氏です。このページに掲載されている製品に関わったすべての
石工は、数年の訓練を経て、様々な伝統的なデザインルールに従うこと
が義務付けられています。
 
 
この絵には、完全にデザインされた灯篭の細部の概念が表されて
います。灯篭の組み立て方の手順も詳細に記述されています。
実際に、この本は1950年台に印刷されたもので、初版は1924年と
記されています。

以下のビデオクリップでは、今日使用されている彫刻と仕上げ技術を

ご覧いただけます。
 
 
石彫刻の技術と道具
 
 
   
 
   
 
   
 
 
これらのビデオクリップからお分かりいただけるように、石彫刻にはその形状の
複雑さゆえ非常に洗練された技術が必要となります。彫刻家の技術に加えて、
素材が重要となります。その素材こそが真壁地区で採掘された花こう岩です。
花こう岩は内部構造が少なく(粒子のサイズが小さい)、非常に固いため、
小さくカットするのに最適です。さらに、色も非常に均一です。ベースは白の
花こう岩に黒の粒が混ざっています。これらの特性が真壁産の花こう岩を有名
にし、このような高品質の彫刻が非常に多く生まれている理由です。